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NINGEN OK「体温の行方」

CD

¥2,300-


「体温の行方」収録曲
01 NINGEN CITY 四角い朝 と 街の呼吸
02 NINGEN BLACK やさしく呼ぶ声 と クロい浴室
03 NINGEN GRINDER 首もとの小さなホクロ と 鉄を削る香り
04 NINGEN LOVE 超硬質高純度鉄製愛情痙攣狂気の狭間に胸で鳴る爆音 と 繋いだ柔らかな手
05 NINGEN LUCKY 左手から送る体温 と 四角い陽が沈むまで
06 NINGEN CALL しばらくの沈黙 と 降った雨の跡
07 NINGEN CRACK 割れた夜が降注ぐ帰路 と いつもの電話の声
08 NINGEN THANKYOU 愛を発電、あなたへ放電、世界に感電。
09 NINGEN DAYS 愛しい月が、HI&LO 美しく、今日も照らしてくれている。

ライブDVD一枚をリリースしたのみでFUJI ROCK FESTIVAL’12のルーキーステージに出演するなど、その圧倒的なステージングが話題の轟音ロック・デュオ、NINGEN OK(ニンゲンオーケー)。金沢を拠点に、web展開も含めてD.I.Yなスタンスで活動を続けてきた彼らは、「すべてをライブに集中させたかった」として、これまで一度も音源を制作してこなかった。だが、”KAIKOO POPWAVE FESTIVAL”に二年連続で彼らを招聘したインディペンデント・レーベルPOPGROUPの熱烈なラブコールを受け、初となるレコーディングを開始。デビューアルバム『体温の行方』を完成させた。

90'sオルタナティブ〜インディー・ロックやUSハードコアに影響を受けてきたと公言する彼らの音楽は、ソリッドに刻まれるギターとタイトかつ変幻自在のドラミングが絡み合い、競い合い、ときには激しく衝突し合いながら生み出される、ノイジーなインダストリアル・サウンドである。表面上は無機質にも聴こえるが、ダンスミュージックとしての高揚感を持つだけでなく、シンセサイザー(ピアノ)による叙情的なフレーズやデジタルエフェクトを全面的に採り入れたことで、非常にエモーショナルな響きを獲得。「僕らにとってロック=怒りの爆発ではなくて。ハードなサウンドだけれども、愛情表現であるっていうのは揺るぎない」とメンバーが語るように、生命力や人間愛が滲み出た、ポジティブなオーラを纏っているのが大きな魅力と言えよう。

レコーディング面では、ステレオではなく、敢えてモノラルによるミックスが採用されている。これは、音源としての魅力を追求する中でメンバーが判断したもので、「各パートから“誰かが弾いている”という記号性を排除して、スピーカーからひとつの“塊”として聴こえるようにしたかった」との意図が込められている。テクニカルでノイジー、そしてダイナミックな曲展開と、NINGEN OKの魅力が詰まった「M2 NINGEN BLACK」、ギター、ドラム、ピアノが鮮やかに交わる「M7 NINGEN CRACK」、穏やかでフィナーレに相応しい「M9 NINGEN DAYS」など全9曲を収録。ライブで培われたサウンドの緊張感、そして音源ならではのアイデアが封じ込められたこのデビュー作『体温の行方』は、デュオ編成とは思えないほどのスケールと切れ味を提示した、雄渾無双のロック・アルバムだ。 (text by 森 樹)


2012.11.21. Release
NINGEN OK「体温の行方」
POP139 2,300円(tax in)